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電子制御工学科(D科)では,電子回路やプログラムにより,機械(ロボットや自動車など)を制御する技術を学びます.英語ではDigital Engineering(デジタル工学)と表記していますので,その頭文字をとって,「D科」とも呼びます.
機械を思い通りに制御するためには,特定の工学分野の知識だけでは対応できません.情報・通信・電気・機械をはじめ,あらゆる技術を総合して目的の動作を実現します.そのため,D科では機械工学,制御工学,電気・電子工学,情報工学といった幅広い工学分野をバランスよく学ぶことができます.
電子制御工学科の特徴は,システムの統合力にあります.その集大成ともいえるべき授業が,4年生で開講している”電子機械設計・製図”です.1チームあたり約10名のチームに分かれ,それぞれのチームでMIRS(ミルス)という名前の小型自律移動ロボットを1年間かけて開発します.MIRSに与えられたミッションは”ロボットの自律的な動作により迷路を攻略せよ”というもの.最後には”MIRS競技会”を行い,その成果を競い合います.MIRS競技会は,学科をあげた一大イベントとなっています. |